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季刊文芸誌「小説トリッパー」(3、6、9、12月発売)のweb版です。連載(小説やエッセイ)のほかに、朝日新聞出版発行の文芸ジャンルの単行本や文庫に関する書評やインタビュー、試し読みなども掲載していく予定です。本と出会えるサイトになればと思っています。

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    マガジン

    • 鈴峯紅也「警視庁監察官Q ZERO」

      鈴峯紅也さんの人気シリーズ「警視庁監察官Q」の主人公・小田垣観月の学生時代を描いたスピンオフシリーズです。11月24日より、毎週木曜日に最新回を掲載予定です。

    • 櫻木みわ「カサンドラのティータイム」

      2022年11月7日に単行本が発売となった櫻木みわさんの「カサンドラのティータイム」に関する記事をまとめています。

    • 朝日新聞出版の文芸書

      • 69本

      書評や文庫解説、インタビューや対談、試し読みなど、朝日新聞出版の文芸書にかかわる記事をすべてまとめています。

    • 朝井まかて「グッドバイ」

      2022年10月7日に文庫版が発売となった朝井まかてさんの『グッドバイ』に関する記事をまとめています。

    • 中山七里「特殊清掃人」

      中山七里さんによる連載小説です。2022年11月7日に単行本が発売になりました

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    はじめまして。 web TRIPPERにお運びいただき、ありがとうございます。 このサイトは、朝日新聞出版が発行している季刊文芸誌「小説トリッパー」のweb版です。 朝日新聞出版の文芸部門の源流は、1879(明治12)年にまでさかのぼります。この年に朝日新聞が創刊し、その10月には文芸誌を創刊しています。 140年以上の歴史の中で、朝日新聞グループの文芸部門は、いつの世も綺羅星のような作品を送り続けてきました。 最初期から現在までつづく新聞本紙の連載小説、そして「週

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      • アイス・クイーンの異名を持つ、警視庁監察官・小田垣観月。その知られざる大学時代の素顔が明らかに! 鈴峯紅也「警視庁監察官Q ZERO」第1回

        一  平成十六年(二〇〇四年)は、アテネ・オリンピックが開催された年だった。水泳金メダリストの「チョー気持ちいい」は後日、ユーキャンの流行語大賞の年間大賞にもなる。    総じて、世相としてこの平成十六年は、平和裏に過ぎた一年、ということになるだろうか。  イラク戦争初期の頃でもあり、ワールドワイドには中東に不穏の種は尽きなかったが、日本国内は悲喜こもごも、幸不幸の泣き笑いが実に平均的な年だった。  プロ野球では中日が六度目のリーグ優勝を果たし、対するパ・リーグでは西武

      • 精神的な支配を受ける苦しみと周囲に理解されない辛さを描いた、櫻木みわ著『カサンドラのティータイム』/瀧井朝世さんによる、著者インタビューを特別公開

         2018年に作品集『うつくしい繭』で小説家デビューした櫻木みわさんの第3作『カサンドラのティータイム』(朝日新聞出版 1760円・税込み)は、2人の女性が主人公だ。  東京でスタイリストのアシスタントとして働く友梨奈と、琵琶湖湖畔で夫と暮らす未知。異なる場所で生きる彼女たちの人生が、やがて思わぬところで交錯する。 「以前、身近な人の言動で苦しんだことがあったんです。渦中にいる時は、自分の状況がよく理解できなかった。後に人と話したり本を読んだりするうち、少しずつ分かってく

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      • 「まるで、長い光の中をお慶と共に歩いたような心地」――6年ごしの作品に遂に「グッドバイ」朝井まかてさんの随筆を特別公開

         一編の小説を書いて世に出して、それからも作品とのつきあいは続く。  作家によって事情は違うけれど、私の場合は文芸誌や新聞に連載してから単行本になり、そして数年後に文庫化される。むろんその間に他の作品に取り組んでいるので間断するのだが、ざっと6、7七年もの間、主人公と登場人物たち、その時代、その土地との縁が続く。  たとえば、この10月に文庫が刊行された『グッドバイ』は連載前の取材から算えればやはり足掛け6年のつきあいになった。私は数字にことのほか弱いので、担当の編集者に「

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      • 鈴峯紅也「警視庁監察官Q ZERO」
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      • 李琴峰「日本語からの祝福、日本語への祝福」
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      • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「どうする家康」「光る君へ」の女性キャラを網羅したゴージャスな歴史エッセイ『歴史をさわがせた女たち』の細谷正充氏による文庫解説を特別公開!

         今年(2022年)のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、源平合戦から鎌倉幕府の成立、そして幕府内の闘争を描いている。三谷幸喜の脚本は秀逸であり、鎌倉幕府の複雑な人間関係を分かりやすく見せながら、北条義時を始めとする人々の魅力を表現。大きな人気を獲得した。ドラマによって、この時代の面白さを知り、歴史書や歴史小説を購入した人も多いだろう。私も毎年、ドラマと関係ある本を積み上げてしまう。そして気づくのだ、また、永井路子の『歴史をさわがせた女たち 日本篇』が、積み上げた本の中に入

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      • 明日も生きていくために、この物語が必要な人がどこかにいる…新川帆立さんによる書評『カサンドラのティータイム』(櫻木みわ著)

        『カサンドラのティータイム』は 11月11日(金)まで期間限定で全文公開中 届かぬ声が届くとき  イソップ寓話「嘘をつく子供」をご存じだろうか。「オオカミが来た!」と嘘をつき続けた結果、本当にオオカミが来たときも信じてもらえず、オオカミに襲われてしまう。いわゆる「オオカミ少年」の話である。常日頃から嘘をついていると、もしものときに誰も信用してくれない。だから嘘をつくのはよくない、という寓意を含んでいる。  だがもし、少年の村にSNSがあったらどうだろう。何百万人という人

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        ※掲載終了しました※ 連司郎の死を望む者が、カルシウム拮抗薬を彼の手の届かぬ場所に隠してしまえば目的が達成できる――中山七里「特殊清掃人」第31回

             2022年12月7日文庫本発売決定 中山七里さんの朝日新聞出版からの既刊

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      • 「この物語を必要としていた」「心底励まされた」感動の声続々!櫻木みわ著『カサンドラのティータイム』への書店員さんの感想を一挙公開

        「小説トリッパー」2022年夏号に一挙掲載した直後より、この物語を必要としていた、読み終わって心底励まされたとの声が広がる櫻木みわさんの『カサンドラのティータイム』。2022年11月7日(月)の発売にあわせて期間限定で全文公開をいたします。それに先立ち発売前より続々と届いている全国の書店員のみなさまからの感想を紹介させていただきす。 期間限定全文公開はこちらから

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      • 大人が読んで面白い『ガリバー旅行記』。柴田元幸さんのみごとな翻訳が生み出した魅力を、英文学者・阿部公彦さんが読み込む

        ■奇妙なガリバーが生み出すむずむずする魅力 『ガリバー旅行記』という書名をはじめて聞くという人はあまりいないだろう。しかし、「内容は?」と訊かれると言葉に詰まるかもしれない。漱石の『坊っちゃん』などとならび、この本は「子供の頃に読んだきり、手に取っていない本」ランキングでいつも上位にくる。出会いが早すぎて、損をしてきた。  あらためて強調したい。『ガリバー旅行記』は子供が読んでもおもしろいが、大人が読んだらもっとおもしろい。しかも、変におもしろいのだ。  この変さを生み

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        愛憎入り交じる外来語――李琴峰「日本語からの祝福、日本語への祝福」第6回

        第6回 愛憎入り交じる外来語  ガールフレンドとベイサイドのイタリアン・レストランでディナーをともにしたのは、トワイライトがグラマラスでスペクタキュラーなマジックアワーだった。そのレストランはスマートフォンでQRコードをスキャンするとグランドメニューにアクセスできるハイ・テクノロジーのスタイルだった。ドリンクにスパークリングワインを、アペタイザーにプロシュットとカルパッチョを、メインディッシュにチーズフォンデュとカルネミストをオーダーした。ドルチェはティラミスとパンナコッタ

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        【試し読み】櫻木みわさんの最新作『カサンドラのティータイム』/「この物語を必要としていた」「心底励まされた」雑誌掲載時から共感の声が広がる話題作

        カサンドラのティータイム 1 友梨奈  照明がまぶしかった。アナベルの花が雪のようにかがやいていた。北アメリカ原産の、アジサイ科の花だった。大きな霧吹きを持った美術係のスタッフが、花と葉に、水をたっぷり吹きかけている。照明の熱から守るための処置だった。花のあまい香りが濃くなった気がしたが、気のせいだったかもしれない。  戸部友梨奈は、カメラ機材の邪魔にならないよう後方のうすぐらい壁際に立ち、照明とカメラが向けられた先を一心にみつめていた。テレビ局の第一報道スタジオ。ニュー

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        ※掲載終了しました※ 近々遺言状の作成を依頼されるのかとばかり思っていたんですけど、まさか自分で作ってしまうとは――中山七里「特殊清掃人」第30回

        2022年12月7日文庫版発売決定  中山七里さんの朝日新聞出版からの既刊

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      • 思わず「そうくるか!」と叫んだ一冊・河崎秋子著『介護者D』は、親とのしんどい関係を変える介護物語だ。トミヤマユキコさんによる書評を特別公開

        思わず「そうくるか!」と叫んだ一冊  東京で派遣社員をやっている琴美は、父親を介護するため30歳にして北海道の実家に戻った。母親は5年前に交通事故で亡くなっており、妹はアメリカにいるので、介護要員にカウントするのは難しい。東京での琴美は、大きな仕事を任されていたわけでも、生涯を共にするパートナーがいたわけでもなかった。しかし、だからって、喜んで実家に戻れたわけではない。なぜなら、大事な「推し」がいるから……。  琴美は、アイドルグループ「アルティメットパレット」のメンバー

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      • 「こんな女の人がいたのか!」幕末の女商人・大浦慶の生涯を描いた、朝井まかて『グッドバイ』/文芸評論家・斎藤美奈子さんの文庫解説を特別公開!

        「こんな女の人がいたのか!」と思わせる、胸のすくような一冊――幕末の女商人・大浦慶伝  図ったわけではないと思いますが、2010年代ころから、歴史に埋もれた有名無名の女性たちの業績を発掘し、再評価する動きが世界中で起きています。  日本でも翻訳書が出ているレイチェル・イグノトフスキー『世界を変えた50人の女性科学者たち』(野中モモ訳)ほか「50人の女性」シリーズ(創元社)や、ケイト・バンクハースト『すてきで偉大な女性たちが世界を変えた』(田元明日菜訳)ほか「すてきで偉大な女

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        ありふれた災厄 月村了衛

         新しくオープンしたシネコンの発券機は、購入番号を何度入力してもチケットを吐き出してはくれなかった。 「すいません、ちょっと」  背後を振り返った梶田義昭は、ロビーを横切ろうとしていた女性従業員に大声で呼びかけた。 「はい、どうなさいましたか」  九〇度に近い角度で進行方向を変え、小走りに寄ってきた従業員にスマホの画面を示す。 「オンラインでチケットを購入したんですけど、何度やってもダメなんです。QRコードはどうも好きじゃなくて」 「少々お待ち下さい」  スマホ

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        ※掲載終了しました※ 「ここに父がいたなら、そうしろと言うでしょう」――中山七里「特殊清掃人」第29回

        2022年12月7日文庫版発売決定 中山七里さんの朝日新聞出版からの既刊

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