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装幀を一緒に考えませんか?【クリキャベ編集日記-番外編-】
一緒に装幀を考えていただけませんか?
みなさま、こんにちは。
朝日新聞出版、書籍編集部のKです。
いつも、クリキャベ編集日記を読んでいただきありがとうございます!
編集日記は「改稿編」の最中ですが、
発売日に向けていよいよ装幀を決めなければならない段階となりました。
装幀は、デザイナーさんとイラストレーターさんのお力で完成に近づいています。
デザイナーのbookwall 松昭教さん (X
せやまさんがこの物語で伝えたいことって何だろうか【クリキャベ編集日記-その3- 編集者K・改稿編】
改稿の日々、著者のせやま南天さんの視点での日記はこちら
編集者Kの前回の日記はこちら
作品のボリュームについて
ー打ち合わせ④の前にー
最初の改稿でせやまさんにお願いしたことは、主にこの2つ。
①主人公・津麦の過去を知りたい
②字数(枚数)を増やしてほしい
(具体的には、52000字(400字詰め原稿用紙で130枚)から72000字(180枚)以上を目指す)
そして第2稿では、73500
「とびきり甘い人生」(『チャーリーとチョコレート工場』)――川添愛「パンチラインの言語学」第2回
今回は『チャーリーとチョコレート工場』を取り上げる。これは私が「バレンタインシーズンだから」と気を利かせたがゆえのチョイスではなく、この連載2回目にして早くもどの作品を取り上げたらいいか分からなくなり、担当Uさんのおすすめに唯々諾々と従った結果だ。飲食店で「店長のおすすめ」ばかり注文する主体性のなさが露呈した。
この映画、実は未見だった。2005年の公開当時は、『おそ松くん』のイヤミを彷彿と
音を科学する魔法(前編)――李琴峰「日本語からの祝福、日本語への祝福」第21回
第21回 音を科学する魔法(前編)
伝統的な中国文学科というのはただ文学をやっていればいいというわけではない。修めなければならない学問分野は大きく分けて三つある。文学、哲学、そして言語学である。
そもそも「文学」という言葉は本来、西洋で言うliteratureを指しているわけではない。『論語』には「四科十哲」とあり、「四科」とは「徳行、言語、政事、文学」という四つの科目のことだが、ここの「