#小川哲
正解の裏にはクイズプレイヤーの人生が…「ゼロ文字押し」解答の謎を追う、小川哲さんによる驚異と異色のなぞ解き小説『君のクイズ』/斎藤美奈子さんの書評を特別公開
■クイズが私の人生を肯定してくれたんです クイズ番組で超難問に次々答える解答者。問題文の最初の数語で答えを予測し、早押しのスピードを競う姿は、百人一首を用いた競技かるたを思わせる。ほとんどスポーツである。 小川哲『君のクイズ』はそんなクイズ王の世界をモチーフにした異色の謎解き小説だ。 語り手の「僕」こと三島玲央は25歳。中学のクイズ研究部に入ったときから十数年、研鑽を積んできた。今日はクイズ界の頂上戦というべき『Q−1グランプリ』当日だ。決勝に残ったのは玲央と、驚
伊坂幸太郎、佐久間宣行、新川帆立、山上大喜…小川哲『君のクイズ』に推薦の声、続々! 『ゲームの王国』『地図と拳』の鬼才が次に放つ、一気読み必至の超エンターテインメント小説
『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』……。一作ごとに評価を高める大注目の作家・小川哲氏が、今度はなんと「競技クイズ」を題材に、極めてユニークな、なのにド直球のエンターテインメント『君のクイズ』を書き上げました。発売前から書籍紹介YouTube、文芸時評、SNSなどで数多く取り上げられ、話題沸騰中の一冊です! 本作を読了して面白い!と評価してくださったみなさまから推薦コメントをお寄せいただきました。みなさまの熱いコメントをぜひお読みください(コメント掲載は順不同です)。