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朝日新聞出版の文芸書

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書評や文庫解説、インタビューや対談、試し読みなど、朝日新聞出版の文芸書にかかわる記事をすべてまとめています。
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2022年5月の記事一覧

芥川賞受賞作「むらさきのスカートの女」書評まとめ

令和最初の芥川賞を受賞した今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』がいよいよ6月7日に文庫化されます。様々な解釈ができると芥川賞の選考会がわいた話題作。単行本時の書評をまとめてみました。 評者・村田紗耶香さん「読売新聞」(2019年7月28日) 評者・藤田香織さん「東京新聞」(2019年7月14日) 評者・佐々木敦さん「東京新聞」文芸時評(2019年3月28日) 評者・佐々木敦さん「東京新聞」文芸時評(2019年8月1日) 評者・本田由紀さん「朝日新聞」(2019年

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全国主要書店で開催中!朝日文庫「グランドフェア」ラインナップを紹介します

安藤 俊介『アンガーマネジメント入門』  仕事で家庭で、日々、イライラ、ムカムカに悩まされている人必読! 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」を、わかりやすく、実践しやすいよう解説した入門書。日本にアンガーマネジメントを普及させた安藤俊介氏(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事)による、最新17刷のロングセラー文庫。 伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』  死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の苦悩。苦しみにみちた日々の

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※終了※【期間限定公開!】乙一、中田永一、山白朝子、安達寛高『沈みかけの船より、愛をこめて』

※期間限定の試し読みは終了しました。たくさんの方にお読みいただき、ありがとうございました!  2022年5月20日(金)に発売した乙一、中田永一、山白朝子、安達寛高による『沈みかけの船より、愛をこめて』。奇想、異空間、そして限りない叙情が溢れ出す、異色の「ひとりで四人」アンソロジーとなっています。その中から中田永一さんの「無人島と一冊の本」を、5月18日(水)から29日(日)まで限定公開します。(※限定公開は終了しました)

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※終了※【期間限定 試し読み】森絵都『カザアナ』第1章から第3章公開!

※期間限定での試し読みは終了しました。たくさんの方にお読みいただき、ありがとうございました! 続きが気になる方は、ぜひ文庫版でお楽しみください ■カザアナ 森絵都 目次 【主な登場人物】 ※期間限定の試し読みは終了しました。読んでくださったみなさま、ありがとうございました。この続きは朝日文庫でお楽しみください。

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作家・伊坂幸太郎「森絵都さんの『カザアナ』が面白すぎる」

『カザアナ』が面白すぎる/伊坂幸太郎  『カザアナ』が面白すぎる。最近、おススメの本を聞かれるたびに(聞かれなくても)、そう言っています。  たまたまこの本を書店で見かけたのですが、作者の森絵都さんはリアリズム寄りというのか、青春小説や人間ドラマを描く人という印象がありましたので、帯に書かれている「異能の庭師たち」という言葉が気になりました。「監視社会化の進む」ともあるため、「森絵都さんってこういう作風だったっけ?」と内心、首をひねり、「異能」とは言っても、リアリズムの中

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作家・森絵都さんの想像力が大爆発した傑作『カザアナ』 本作に込めた思いとは

■「過去と未来を渡す風」森絵都  ときどき、現実の世界に架空の何かを引っぱりこみたくなる。  たとえば、『カラフル』という小説に胡散臭い天使を登場させたように。『ラン』という小説であの世とこの世を行き来する自転車をモチーフにしたように。ファンタジーの世界そのものを描くのではなく、あくまで舞台は現実の人間社会に据え、そこにファンタジーのかけらを紛れこませる。なぜそのような設定に心惹かれるのか。その理由も今ではわかっている。一粒で風味を一変させるスパイスのように、異質な何かが

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